「光輝く島」という意味をもつスリランカ。

北海道よりも少し小さい国土の中に、世界遺産に登録された史跡や自然保護区が8つあります。

スリランカ国内で、法律で保護されている地域は、国土の14%にもなり、それ以外にも、国土のあらゆる場所には、
固有種をはじめ多種多様な動植物が生息する豊かな自然が残されており、自然のままの風景や植物が、豊富に残されています。

スリランカの自然遺産であるシンハラ－ジャ森林保護区は、約1万ヘクタールもの広大な熱帯雨林で、貴重な動植物を保護しています。

スリランカの環境的な特徴から、インド・アジア大陸の中で現在でも非常に豊富なハーブに恵まれている、重要なハーブの国なのです。

スリランカには、この島にしか自生しないハーブが多々あり、
それらのメディカルハーブやアーユルヴェーダの手法が、日常的に人々の生活の中に生かされています。

アーユルヴェーダの基本は、植物やフルーツ、野菜、ハーブの樹皮や葉、実、
またそのエキスなど自然の恵みから得たものを利用して健康を増進させます。

自然の持つ浄化力を最大限に生かし、体内に蓄積された毒素や過剰なエネルギーを排出する事で、
動物や人が本来持っている自然治癒力を高め病気を治療し健康へと誘う事が出来るとしています。

自然治癒力を高める事により、治療だけではなく病気の予防・老化の予防もします。

スリランカのハーブは、身体的な効能のみでなく、精神面へのアプローチも重視されています。

スリランカのアーユルヴェーダには精神科があり、8つの部門の科（内科、外科、耳鼻科、小児科・産科、毒物科、精神科、強壮科、性医学科の科）の中でも、精神面に焦点を当てて癒していくアーユルヴェーダの伝統があります。